広告代理店様向け基幹システム構築および保守
1)案件概要
【開発内容】
大手広告代理店企業の基幹システム全体を構築しました。
- 経営企画システム
- 予算管理システム
- 顧客管理システム
- 販売管理(原価・売上・請求書)システム
- 外注先管理システム
- 会計連携システム
現在は上記システムの保守を担当し、毎月発生する要望や改善対応を行っています。
また、システムの設定変更やデータのチェック、修正作業も行っています。
【保守体制】
10名
2)導入効果もしくは業務改善のポイント(Before-After)
- 経営企画システム)顧客別収益分析の導入で、収益構造の現状把握、取引規模と採算性の分析、
コストの適正化が行えるようになり、収益が改善されました。 - (販売管理システム)付加価値売上機能を導入し、これまで収益化できていなかった
社内スタッフの創造価値を売上に転化できるようになりました。 - (経費管理システム)経費を顧客別のプロモート活動に割り当てることで顧客別の収益を可視化されました。
- (外注先管理システム)外注先の評価制度を導入。評価に基づいた適材適所な発注が可能となりました。
3)気を配ったこと、苦労したこと
- 頻繁に発生する改善要望への対応では、既存システムへの影響を最小に留めながら、
どのように機能を追加するかを検討し影響についてお客様に提示。
関係部署との調整を待ってリリースを行っています。 - 迅速な対応が求められる保守では、毎週担当者が交代で現地に入り、
金沢本社のリモートチームとTeams等を活用しながら密接に連絡を取り合って開発を進めています。
4)アピールポイント(技術、開発期間の短縮など)
- 繰り返し作業はツール化するなどシステムに関わる業務の効率化を図っています。
- システム単位で担当を分けておらず、全員がすべてのシステムの業務内容、
システム仕様を理解できるようにしています。
業務課題、システム課題はすべてチームで共有し、
チームで解決することでメンバー全員が成長できるようにしています。 - 他部署などから新たにSEが配属された場合は、
ペアプログラミング、モブプログラミングを活用しながら、
業務、プログラミング言語両面での育成を図り、現場での作業に素早く適応できるようにトレーニングしています。
※ペアプログラミング=1つのコードを2人がかりで書く開発手法です。コードを書く人とアドバイスを
する人に分かれて、リアルタイムでコードレビューをしながら進めることで、マンツーマンで育成する
ことができます。
※モブプログラミング=1つのコードを3人がかりで書く開発手法です。コードを書く人に対し、アドバイザー
が2人以上つくことで、育成はもちろん、上位者によるコードレビューが済んだ状態のコードが完成するため
品質向上にも資するといわれています